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アッキーの歌声 [中川晃教]

なんて言ったらいいのか言葉が見つからないのですが、
再演のような全身を浴びるシャワーのような、それでいて魂につきぬける直球の歌声を聞きたかったな。
他の出演者と比べても、もちろんアッキーの声は偉才を放ち、
圧倒的な存在感なのは、変わらないし、
アッキーのヴォルフは、言葉にならないくらい、はまっていることも揺るぎないのだけど。
きっとね、初めて今の「モーツァルト!」でアッキーのことを知ったら、
圧倒的な存在感のある声だし、アッキーの歌声にとっても感動し、
アッキーのCDを買いあさり、即ファンクラブ入会というところまで熱くなっているに違いないんだけど、
私は、再演を越える、または再演レベルのアッキーの歌声に出会えると最後まで期待してたの。

だけど、5回観て1回も再演のようなあの歌声に出会えなかったのが心残りで・・・。
ずっと顔をゆがめてドスを聞かせたような発声してたみたいだから喉に負担がかかったかな?とか
マイク使わないストレートプレイで声潰した?とかいろいろ心配しちゃいます。

ただ単に調子が悪かったとか疲れなら将来を心配しなくてもいいけど。
でも私は観劇5回とも、再演レベルの声に出会わなかった。
ストレートプレイの経験を生かそうとしたり、再演から二年経って表情も今回深くなったりしたのは
嬉しいけど、アッキーの最大の武器は歌なので、その歌声に消化不良になっちゃったのが残念でね。
小さくまとまって欲しくないなぁ~。
アッキーに対して、このような思いをするのはこれが最初で最後であってほしいです。
次回ミュージカルでアッキーを観たときに、私を震わせて欲しいです。

今回ね、表情で印象的なところを追加すると
千秋楽のとき、レクイエムが書けなくなって、赤い羽ペンを持ったヴォルフと
白い羽ペンを持ったアマデが向き合ったときのヴォルフの目にドキってしました。
ほんの一瞬だけど微笑んだんですよね。
そのあと、立ち上がり、♪メジャーとマイナーコードにメロディを~♪
の「僕こそ音楽」のリプライズは、いずれの回も本当に素敵でした。
ここって、人によっていろんな解釈が出来ると思うんですけど、
私はいつもこのときの歌声に、この表情にやられてしまいます。

再演から2年経って、大人になったヴォルフがそこに居たのですが、
表情も深みを増して、アッキーにも余裕が感じられて、その分、再演に感じたヴォルフの危うさは
ちょっぴり減ったかなって思うけど、アッキーとヴォルフが一つなのは変わらないです。
再演のアッキーの歌声と今回のアッキーのヴォルフを足して2で割ったら、
理想的だったかも。なんて偉そうなことを言ってみるひよこ(汗)

今回も、やはり、泣けたのが『星から降る金』のシーンの家族3人の姿と
『終わりのない音楽』でした。
いつも、ナンネールの♪パパには~経験があるのーというナンネールの歌声でこらえていた涙が
出てきてしまうんです。

まだ感想は続きます。
他のキャストの方の感想も書けたらなって思います。


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