田代誠・田代万里生二代テノールジョイントコンサート2011（その２）

そして、休憩を挟み二部の始まり、始まり
お二人が扉から登場。


お衣装を変えて、万里生くんは、水色のタキシード、
白いシャツに、ドットの入った白のアスコットタイ？に
白い靴。

誠さんは白いタキシードに細いストライプが
入ったもので、ベストは賢介カラーだったかな？（うろ覚え）
誠さんが、万里生くんを見て開口一番「七五三みたい」と。

誠さんは、自分がこの衣装をお気に入りのようで、マシンガンを持つと

似合いそうみたいなことをおっしゃっていました。



二部の第１曲目は『ラ・ボエーム』の「もう帰らないミミ」。
過去にお二人で二回くらい歌った曲だそうです。

誠さんが説明をなさったのですが、登場人部の名前をうろ覚えなので、ネットで再確認。
ボヘミアン４人がパリの裏部屋で暮らしていて、４人それぞれが画家、詩人、哲学者、音楽家と
名乗っているが、あくまでこれは自称である。
その詩人・ロドルフォと画家・マルチェッロには恋人がいて、ロドルフの恋人はムゼッタ、
マルチェッロの恋人はミミー。
二人の彼女は対照的でムゼッタは享楽的な女性で、ミミーは貧しくて若くて死ぬという。
この歌は、ロドルフォとマルチェッロが互いに別れた恋人を思い出して
歌う曲。

マルチェッロは、バリトンの役だけど、誠さんが歌われました。
誠さんの説明が長いので、万里生くんが「二部はトークショー？！」なんて
言って突っ込んでいました

この曲、現代ミュージカルに近いところもあって、全体でこの作品を
機会あれば、観てみたいなって思いました。

ファンタスティックスのプロローグの音楽に似ていると思ったのは私だけ？

さてさて、お次は「椿姫」より「燃える思いを」
万里生くんが歌うのは聞くのはこの日で３回目となりました。
この難しい曲も、ようやく私にもメロディが溶け込んできました。

この曲も誠さんが説明をなさって、自分もこの曲を何十回も歌ってきて
今の万里生くんにぴったりだ、と言いつつも、
で、自分も年末に「椿姫」のアルフレードを演じるとおっしゃっていました。
オペラって、そういう意味でも凄いって思っちゃいました



成人の日で、堂々と「燃える思いを」を歌った万里生くん。
この日も、素晴らしかったぁ

相変わらずボキャブラリーが無いなぁ



次は「メリー・ウィドウ」より「昔、王子と王女が」。

誠さんが、オペラとオペレッタの違い、オペレッタとミュージカルの違いをご説明。

オペラとオペレッタは舞台に電気が無かった、と。
オペレッタのダンスは、バレリーナが務めているが、ミュージカルは歌手もダンスを
踊らないといけないと。

この「メリー・ウィドウ」はワルツが有名ということで、
誠さんが説明をしているときに、御邊さんがワルツを弾いてくださいましたが、
クラシック音痴の私は、その曲も知りませんでした



この後は、ミュージカルの曲を３曲。

先ずは、万里生くんが大好きな「ウーマン・イン・ホワイト」の「全ては幻」。私も大好き


今回はピアノのみの伴奏で。
シンプルな演奏だからこそ、なのか、ハートライトの心情がより
深く届き、また泣けました

ディナーショーでもこの曲に泣いてしまったんです

万里生くんのハートライトをまた見たい！



次は誠さんが「ラ・マンチャの男」の「見果てぬ夢」を英語でお歌いになり、

「レ・ミゼラブル」より２曲披露。

万里生くんは、誠さんに「星よ」を歌ってほしいと
リクエストしたものの、自分も「レ・ミゼラブル」の歌を一緒に歌いたくなり
二人で「対決」を歌うことにしたって言っていました。


実は「レ・ミゼラブル」は、5年前位かなぁ。
１回観ただけで、あまり覚えていないのですよ

そのときは「星よ」しか記憶に残りませんでして。
岡さんの「星よ」が凄くて！



「対決」はバルジャンとジャベールの歌で
万里生くんはバルジャンの歌を。

この歌は、万里生くんにはあまり似合ってなかったなぁ(;^_^A 若いからかな。
「対決」ってこういう曲だったんですね。

いやー、こういうシーンがあったのは覚えていますが
本当に「レ・ミゼラブル」の曲を覚えてない！

ミュージカルの曲はこれでおしまいですが、
誠さんの歌声、かっこよかった

次はイタリア歌曲「マリウ愛の言葉を」をお二人で。
誠さんが万里生くんに一緒に歌おうと提案したとおっしゃっていました。

このときですね！ハプニングが！

誠さん、出だしを間違えて！

もう１回歌い直しを！
出だしを間違えたということに気づかなかったんで、
万里生くんが誠さんを見て吹きだした理由もわかりませんでした（‐＾▽＾‐）
これは三大テノールが歌った「マリウ愛の言葉を」の動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=f-LQ61Af8zk

ネットから歌詞を拾うと



なんて美しい 今夜はまた一段と マリウ 星のようなほほえみが その青いひとみに輝く
といった歌詞なんですが

マリウが「マリオ」と聞こえちゃう私でありました
マリウとは、誠さんいわく、日本語で言う「みかたん」（みかさんをニックネームで
呼んだ風）みたいなもので、と。
なんで、ここで出てくる名前が「みか」なんだろう？って
思ったのは私だけじゃなかったですねー
万里生くんも「なんで、ミカタンなの？」って聞き返したような？


次は映画音楽へ。

誠さんが「ムーンリバー」を。

万里生くんが「禁じられた音楽」をイタリア語で。
この曲も初耳。
「禁じられた音楽」のシチュエーションが少しロミオとジュリエットに似ていましたね。

ネット検索をしておさらい。
愛の歌が聞こえてくる 何度となくその歌を歌うすてきな若者 わたしは胸の高鳴る思いが… ああ、そのメロディの何と甘く 何と美しく、何と快いこと でも、わたしの母は、わたしがその歌を歌ってはいけないという なぜ、禁じたのか知りたいけれど… でも、今は母がいない だから歌おう、胸をときめかすあの一節を… 僕は口づけしたいのです あなたの唇に、そしてあなたの賢そうな目に 僕は神の天使のあなたと共に死にたいのです 美しい恋人よ、僕の宝よ 昨日この下をあの若者が歩いているのが見えた そしていつものように歌うのが聞えた 僕は口づけしたいのです あなたの唇に、そしてあなたの賢そうな目に 僕を、優しい娘さん、あなたの胸に抱いてください そして、愛の喜びを味合わせてください
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（小瀬村幸子訳）
実際、万里生くんが歌った歌詞は、
このような散文的な歌詞ではなかったはずですが。

万里生くんがホテルの結婚式で歌う仕事をしていたときに
よく歌った曲だそうです。



万里生くんのきれいで美しい声に似合った曲だなぁって
思いました

２部の最後を〆たのも誠さん

ララの「グラナダ」をお歌いになりました。


「グラナダ」・・・・これも初めて聞いた曲でした。

いやその、全く、歌曲というジャンルに滅法、疎くて。

万里生くんもブログで御邊さんのグラナダのピアノ伴奏を凄く絶賛していましたね！

それで、また、ネットで調べると、有名な曲だそうです(;^_^A
ドミンゴ やカレーラスなどの十八番でもあるそうです。
グラナダは、スペインの町の名前ですが、作曲家はメキシコ人、ララが1932年に
作曲した曲だそうです。
どんな曲か覚えてないので、後でYou　tubeで歌を聴いてみましょう♪



アンコールでは５曲も歌ってくださいました。
大サービス



１曲目は、まさかの曲でびっくり。

ESCOLTAでもカバーをしているCARUSO！

万里生くんがこの曲を歌うと言ったときは、

お隣に座っていたお友達も喜びました

万里生くんの圧倒的な歌唱力が発揮されるドラマティックな、
情熱的な曲なんですよ。
もちろん、こうして全部、万里生くんだけのお声で聞くのは初めて！
２月のESCOLTAのコンサートでも、ぜひ、３人で歌ってほしいです

2曲目は、万里生くんのリクエスト曲で、前回の二代テノールで歌った２曲のうちの
１曲「アニー・ローリー」でした。
じっくり聞いていると誠さんの思いが歌詞に込められていた気がしたし、

この曲を誠さんに歌ってほしいとリクエストした万里生くんの優しい気持ちが
伝わり、涙がこぼれました
お隣のお友達も泣いていました



命のこと、生きることを歌った曲で・・



さて、次はラテンの世界へ
「オーソレミオ」と「慕情」をお二人で。



最後には誠さん、万里生くん、御邊さん、３人のテーマ曲であると
おっしゃっていました井上陽水さんの「少年時代」をお二人で。


こんなにたっぷり歌ってくださって、
しかもノンマイク、ノンスピーカーで。



なんて、贅沢な時間だったんでしょう。
どんどん盛り上がってきて、拍手も割れんばかりでした。

ほんとねー、お父様は品もありチャーミングで、すばらしい歌声。
いまの万里生くんがいるのも誠さんあって、というのも納得


夜、お部屋で写メールをしたので、照明が反射して
映りが悪いけど公演パンフレットです。
表紙に二人のシルエットが型押しになっているんです。
写真盛りだくさんですし、どの写真もすごくいいんですよ。
パパと万里生くんのレアな写真も必見






こちらはプログラムを買うともれなくいただけるお写真３枚


こちらもプログラムを買うといただけるシールです。




最後にもう一回だけ言わせてください！

この二代テノールジョイントコンサートを年中行事にしてください！

あと、東京の土曜日に行けることになったので
また、東京から帰ったら感想を書きたいと思います。



感想を書こうとしているのにボキャブラリーが無いので
言葉にならないし、
結果、レポートみたいな日記になってしまいました。