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「時計じかけのオレンジ」 [お芝居]

2011年2月11日(金)13:00
梅田芸術劇場2階1列センターブロック

この作品の出演者に真治くんとミドさんのお名前があったので
気にはなっていたものの、金銭的にも厳しくて、チケットを取らなかったのですが、
Mさんがチケットを余らせているとのことで、ピンチヒッターとしておもいがけず
観劇することができました[グッド(上向き矢印)]
Mさん、ありがとうございます[るんるん]

映画も原作もあらすじも知らずに劇場へ。
一番最後が「?」な終わり方でちょっと物足りない感じがしました。

悪のアレックス→治療後のアレックス→悪のアレックスに戻ったけど、傷つきもし、
成長したアレックスになった?っていう解釈でいいのかなぁ。
また、彼は悪を繰り返すかもしれないけど、変な実験をされ、
社会、政治の悪を目の当たりにし、
何か学び取ったと受け止たらいいの?
でも、その描き方もなんとなく微妙。

途中、気持ち悪いシーンもありましたね…。
ドクターのさとしさんがアレックスに気持ち悪いシネマを見せるところは、
こちらまで精神的に気分が。
私たちは、その映像を見たわけじゃないけど、その場面を想像しちゃうわけで。

真治くんの役は何役かあって、お友達二人が
最初に登場したアレキサンダー(作家の役)が真治くんだと気付いてなかったですf^_^;
結構、重要な役でしたね。
役者は、禅さんの東宝ミュージカルでは見られない熱さも面白かったし、
ミドさんは流石だし、真治くんは、友達もウケてましたが、ジョー役が面白かったし、
若かったら彼がアレックスをやれば、すごくはまりそう!

小栗くんからは、良くも悪くもないって感じでした(爆)
やはり、映像の人だなぁって。

「原作は…」という台詞は要らないなぁ~と私も友達も言ってました。
現実に戻らされるし、そういうのはパンフレットに書いたらいいな。

それに、結末が自分の中でぼんやりしてしまったのは、
アレックスが一瞬、小栗旬になって、というかナレーターになって
「まだ続きがあります」と言ってしまったことに原因があるのかなって
思ったり。

そのあとに、アレックスが歌い始めて、ますます現実に戻らされた感がありました。
あそこまですごい集中していたのに、歌い始めてから、なんか集中力が途切れてしまった
気がします[あせあせ(飛び散る汗)]
あの歌詞をきちんと知りたいなぁ。


今、ブログを書くにあたって、あらすじをおさらいしようと梅芸サイトに
アクセスすると、後半はこんな展開だった?って思った私は間抜け?

アレキサンダーが2階にアレックスを閉じ込めたようには見えなかったんですもの。

このお芝居、パンク・オペラと言われていますが、パンクとオペラは違う音楽のジャンルだし、
見た限り、ミュージカルミュージカルもしてないし、オペラだとセリフがないのですが、歌よりセリフのほうが多かったですよね。

とネガティブな感想に聞こえますが、
観劇中は、飽きることなく観ていました。
「時計じかけのオレンジ」はもっとバイオレンスな作品だと思いましたが、
舞台ということもあり、そこもだいぶ、そぎ落としたのでしょうね。


【STORY】(梅田芸術劇場HPより)

近未来のロンドンの町。コロヴァ・ミルク・バーにアレックスを首領とするピート、ジョージ、ディムの4人組がいる。バーの外、ジャンキーをよってたかって、殴る、蹴る。さらに別の少年たちとの乱闘。棍棒、チェーン、ナイフが飛び交う。ナッドサット語を駆使し、街を席捲するアレックスたち。 アレックスらは作家アレクサンダーに出会う。彼らは作家に猿轡をすると、目の前でその妻を殴りつけ強姦する。アレックスはかってのミュージカル「雨に唄えば」を唄いながら、作家とその妻に乱暴ろうぜきの限りをつくし、コロヴァ・ミルク・バーへ。そのときアレックスの心を捉えた音楽、それはベートヴェンの第九交響曲。世にも美しい音楽に心を奪われるアレックス。 アレックスは有頂天だった。仲間でも気に入らなければ、いきなりナイフで刺したりする。そして、次の襲撃場所は猫好きな一人暮らしのブルジョワ夫人の家。アレックスは夫人を殺害してしまった。警察の襲撃。仲間は逃げ、アレックスは逮捕され刑務所送り。刑務所の牧師のもとで賛美歌を歌う日々。 ある日、内務大臣が視察にやって来た。それがきっかけで、新開発の人格矯正法「ルドヴィコ療法」の実験材料にアレックスが選ばれ病院へ引き渡された。その療法とは、暴力や性に対し完全に無力な人格を植え付けるというもの。ドクター・ブロドスキーのもと、アレックスは注射を打たれ、体はがんじがらめに固定された。そして、眼球が飛び出さんばかりにクリップで目蓋をこじあけられ、見せられた映像は膨大な残虐描写フィルム。BGMはアレックスの愛したベートーヴェンの第九。アレックスは目を閉じられない。 実験は成功し、羊のようにおとなしくなったアレックスが家に帰ると両親の冷たい仕打ちが待っていた。家にはジョーという間借り人が住みついてアレックスの代わりになっていた。また、かつての仲間達は今では警官になっていて、アレックスを半殺しの目にあわせた。アレックスは今では暴力恐怖になっており、反撃することもできないのだ。半死半生の体でやっとたどり着いた家は皮肉にも作家アレクサンダーの家だった。あの事件で妻は死に、彼は不自由な体になっていた。アレクサンダーはそうとうは知らずアレックスを親切に介抱してやった。やっと落ち着いたアレックスはナッドサット語をしゃべりだす。アレクサンダーはそれを聞いて、真相を悟る。この男だ!と。反体制の作家アレクサンダーは「ルドヴィコ療法」の記事は新聞で知っていた。その実験の男が、自分たちを不幸のどん底へ突き落とした犯人だったとは!政府攻撃と自らの復讐に燃えるアレクサンダー。二階にアレックスを閉じ込め、ベートーヴェンの第九を大音響で聞かせる。アレックスは苦痛に耐え切れず窓を突き破って飛び降りた。・・・・・・・ この事件で窮地に立った政府は、マスコミ攻撃をかわすため、手を打った。アレックスを人格矯正以前の人格に戻す治療を施したのだ。大音響で流れるベートーヴェンの第九に陶酔し、不適な笑みを浮かべるアレックス。「これで俺は元に戻った」・・・。だが、本当にそれでいいのか??
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