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『魂のフルスィング』by小笠原道大 [野球]


先日のブログでも紹介したガッツこと小笠原選手(サッカーの小笠原君じゃないですよ!)
の本をようやく買って来ました。
「魂のフルスィング」という本です。
ガッツがプロ入りして10年経った節目にこの本を出したんです。

ガッツは、プロに入ってから、いつも危機感を伴って日々、練習、練習に明け暮れて
首位打者2回、最多安打2回、ベストナイン4回、ゴールデングラブ5回、月間MVP5回、
オールスター8回、アテネオリンピック1回、そして今年のWBC日本代表と、
パリーグを代表する選手になりました。
高校生時代、練習試合もホームランを打ったことが無いガッツがですよ!
今はパリーグのホームラン数トップです。
この本を読んで、ますます、ガッツに惚れましたよ!
本の構成は以下の通りです。

第一章 初めて手にした優勝の栄冠はWBCでの世界一
第二章 僕はまだまだ三流
第三章 甲子園に届かなかった高校球児時代
第四章 ドラフトもれの瞬間、「プロ入りすること」にスイッチが入った
第五章 レギュラー獲得のためやるしかない!
第六章 ひたすら泥臭く、続けているうちに賞がついてきた
第七章 右投げ、左打ちの野球少年だった
第八章 なまら!日本ハムファイターズ
第九章 僕の愛する嫁さんと娘たち
第十章 これでやらなきゃ男じゃない!

一章のところを電車の中で読んでいたんですけど、
涙腺がやばかったです。
WBCの裏側が40ページに渡っていろいろと書かれていて。
アメリカ戦で誤審があったり、韓国戦に敗退して、トーナメントに進めるかどうかは
他の試合の結果待ちだったことだったり、福留選手の起死回生逆転ホームランがあったり、
本当にドラマティックでしたよね。
また、感動や興奮が蘇りました。

そして、ガッツって寡黙な人ですよね。
そのガッツのこれまでの野球人生の生き様がわかり、良かったです。
私はファン歴も、まだ2年ちょっとだし、知らないことが沢山あったので、
中学、高校、社会人時代、そして美代子夫人との出会いなど、
いろいろ知れてよかったです。
高校時代の五島監督との出会いが一番、今のガッツの人生に影響を与えている人だろう、と
思いました。

ガッツのいろんな考えは、職業は違えど、どの人にもためになるような
考えで、困難にぶつかったとき、どのように気持ちを持っていくのか?
など、とても参考になったなぁ。

ガッツは、高校二年のときの夏の大会に入る前に突然、キャッチャーをするように
言われた。
一番やりたなくないポジションだったし、なぜ、自分がキャッチャーに指名されたのか
当時はわからなかったけど、
「嫌なことに取り組まないといけないとき、ふてくされるのはいやだ。
やるからにはきちんとやり抜こう」と思ったそうです。

あと、何か一つのことを深く突き詰めたいと思うならば、道具、仲間、それにまつわるものを
全て大事にしてほしいと、言っていました。

ガッツの美代子夫人や娘二人を愛する気持ちも心底あふれていて
既にドラフトにかかる前から結婚式も決まっていたそうです。
奥様も「何かつらいことがあったときでも、あなたのヒット1本で癒される」ですって。
それでね、チャンスでガッツが打席に立つと「私の寿命を3日分差し上げますから。
どうかヒットを打たせてください」と神頼み。
それでガッツが打てないと、「三日じゃ足りなかったのかな」と思うそうです。


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