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4/30「エリザベート」千秋楽その3 [海外ミュージカル]

キャストの感想を。
☆Maya(エリザベート)
何も言うことはありますまい!
舞台が進むにつれ、エリザベートの声も変わっていくし、表情もどんどん変化し、
ルドルフが死んでからの表情のふけこみはすごかったです。
人生の浮き沈みを深く深く演じ、歌い上げ、エリザベートの苦労そのものが、Mayaさんに表れていて。
エリザベートがMayaさんに降りてきていて、神格化している気さえ思いました。
Mayaさんの歌声に足が震えちゃいました。
「私だけに」を初めて聞いた衝撃は忘れないでしょう。
美しくて優しくて凛とした歌声。

初見のときは、「パパみたいに」のシーンや、バートイシュルのシーンは、エリザベートの年齢が
若いので、Mayaさんに違和感を感じたのですが、いやいや、失礼しました。
この舞台では、60歳くらいまで演じるんですものね。
1幕最後の鏡から現れるエリザベートは、何度観ても、本物の肖像画を観ているような錯覚をおぼえ
うっとり。歓声。感動。拍手。涙。
トートとの「微熱」(最後のダンスと同じメロディ)も、見事な歌いっぷりでした!
ロックトートと互角に渡り合えるんですもの。
1000回記念公演もお祝いできたことも、とてもいい思い出となりました。

すっかり、Mayaさんは、私の中で憧れの女性となりました。

☆Mate(トート)
プロローグからひよこは彼に堕ちました。
跳ね橋の上から登場。
なに!!!、この歌声は!アッキーみたいに、心と歌が一緒になってる。
Mateトートに心を奪われるひよこ。
でもって、「エリザベート!」とルキーニといがみ合うところなんて、
ルキーニをにらみつけます。顔を前に出して、きばむく感じ。
ええ、牙なんてトートにはないのですが、それくらいの睨みなんですよ。
ルキーニを邪魔!出て行け!って感じの。
あの眼力。すごい。
あと、他の場面で、もう1回ルキーニをにらみつけますよね。

トートが馬車?にのっかってエリザを見下ろすシーンの目。(最後のダンス Reprise)
そしてちびルドルフを見つめる眼差しがなんともね、色気あって優しいし。
眼力がすごいです。

マテトートは、初めて観たときから心の内がひしひし伝わり、1幕のソロ「闇が広がる」には涙が出てしまいました。
トートに泣くなんて、思いもよりませんでした。
東宝トートでは、私が頭悪いからか?最後までつかみにくい存在だったの。
今回のトートは、色気もあり、包容力もあり、かなしくもあり、野性味もあり。
愛してはいけない人を愛してしまった苦しみもマテトートには出ていて、
一幕のソロ『闇が広がる』には泣けたんですよ。

最後はエリザベートとキスして、エリザベートを離したときに、優しくて寂しい目をしていました。
トートは最後、エリザベートと結ばれないんです。
そんな解釈をMateがしていたことを後で知ったのですが、
それがとても自然に思えました。

最後のトートとエリザベートのキスも、普段よりロングバージョン♪
エリザベートにキスをした後、彼女を離すトートの寂しい目が印象です。
最後、舞台上手で斜め上を見上げるのですが、その視線の向こうには
ルキーニが跳ね橋の上で処刑にされていたのです。

千秋楽では、Mateの「最後のダンス」、拍手がなりやまずショーストップです。めちゃ情熱的。
跳ね橋のロープ技も激しかったー。あれ、大好きなんですよ。
ロープをつかんで、よじ登って勢いいつけて、前へ飛び出す。
プロレスみたいなの。
でも、プロレスのリングとは違って、角度45度近いスロープ。
だから、バウンドが激しくて足がもつれてズタズタズタって滑ってしまいそうなくらいの
勢いなのよ。でも、あぶなっかしいこともなく無事成功。
そして、舞台上手の柱によじ登る。

ミルクの前のフランツの「エリザベート、開けておくれ」の後、
トートがエリザベートを誘うところの甘くてセクシーな歌声にもくらくら。
「エリザベ~ト」って。
あんな色気と歌声で誘われたら、ついていくいくーっ。
医者として登場する姿もとてもかっこよかったしぃー。

役者としてもすごいし、魅惑的な声、たまりませんでした。

☆Bruno(ルキーニ)
大好き!とても器用な役者さんです。
東宝エリザのルキーニは、癖があって濃かったんですけど、
今回のルキーニは、現実のルキーニ同様イタリアンのBrunoさん。
随所、エリザベートの悪口を言ってみたり、民衆を扇動したりするんだけど、
自分のポジションをしっかりと押さえて、舞台をリードしていきます。
ヴォルフの館の前の日本語も素晴らしかった。
2幕冒頭で巻いていたチョコ、私もほしかったー。
跳ね橋の上に座って、足をぶらんっとするところがあったんですけど、
怖くないのかなぁ?なんて思ってみたり。
舞台の陰として、絶妙でした!

☆Pol(フランツ)
大好き!最初、8日に観た時は、特に印象もなくてあまり表情がないなぁという感想だったんですけど、
二回目以降は、観る側にも余裕が出来たのか、
フランツの心情にも感情移入しました。
東宝エリザベートではエリザもフランツも独りよがりに見えたんですよ。
だけど、今回のフランツからはエリザベートへの愛が伝わる、伝わる。
エリザベートが好きだから、最後通告も飲んだし、ゾフィーに対してもあんな態度に出たんだよね。
エリザベート、トート、フランツにしかり、同じ歌、台詞なのに役者次第で、見る側に伝わるものが変わるんだなぁって
実感しました。

☆Lukas(ルドルフ)
美少年です!表情が段々良くなって千秋楽では、より深い表情になってました。
悲哀、苦悩。
「闇が広がる」のときは、トートに引きずられるような形で大変歌いにくそうでした!
歌は、もちろん上手ですが、声質が私にとって微妙でした。
ちょっと中性的なんですが、んー・・。
他の場面のLukasのほうがかっこよかった。
ルドルフは七三分けがデフォルトかしら?

<番外編>

ヘレネ役のシャキちゃん、ルドルフ役のルカス君、いろんな場面で発見。

☆シャキちゃん
結婚式/舞踏会/ミルク(真ん中で踊ってます)/HASS/ゾフィーの館(赤い服)
ゾフィーの侍女役としてグレーのドレスを着て「皇后の務め」/
最後の場面 「沈みいく世界の1角で」のシーンでマリア

他にもあったかも。

☆ルカス君
結婚式/舞踏会(ここではシャキちゃんとダンスしてた)/
宮殿食卓/カフェ/ミルク/ゾフィーの館/チェス盤で
発見。

他にも冒頭の「息絶えし者ども」や「ようこそ皆さん」
「エーヤン」「沈みゆく世界の一角で」にもいたみたい。

舞台全体を見渡したかったので、ルカス君を全部、発見しきれませんでした。
セカンドルドルフもセカンドルキーニも陛下のシーンで何度か登場したし
チェス盤にもいましたよ。ミルクの場面も居たかも!


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