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「表裏源内蛙合戦」大千秋楽  [上川隆也]

「表裏源内蛙合戦」を昨日と今日、BRAVAで観てまいりました。
今日が大千秋楽でした。G列センターという大変見やすいお席でした。
休憩挟んで4時間超えの長い舞台でした。
腰が・・・(汗)

カーテンコールでは、男性のブラボがあちこちからあがったり
指笛が鳴ったり盛り上がり、何度もカーテンコールがあって、素敵なカーテンコールとなりました。
上川さん、泣いてたように見えましたよ。ええ、泣いてましたとも!
上川さんが蜷川さんを舞台に呼んでからは、
上川さんってば、ほとんど後ろのほうに下がって
周りのキャストを前に出して、後ろからニコニコ拍手していました。
そんな上川さんが大好きです[ハートたち(複数ハート)]

今日はアッキーファン友達をお誘いしてて、友達は泣いてて、
わたしより先にスタオベしてたの[グッド(上向き矢印)]
お友達にも喜んでもらえて私も嬉しかったです♪

お話は、何の予習もせずに行ったんだけど、
すんなりとお芝居に入っていけました。
最初の登場シーンが豪華絢爛でしたね!
大阪バージョンの台詞でしたね。
前半を中心にあんな上川さん、こんな上川さんを観れて面白かったー。
すごいノリノリなんだもん。
赤ちゃんのところで、頭しか出してないシーンで変な音を出すし(笑)
おかしいったらおかしい。
声を出してゲラゲラ笑っちゃった[わーい(嬉しい顔)]
「長崎は今日も雨だった」の物まねモードの上川さんもグッドです。
至るところで上川さんには笑わせてもらいました。
水中のシンクロは、上川さんの発案では??

※あの海の布は「エレンディラ」の使い回しですね。

きっと、蜷川さんは上川さんのお笑いのセンスを知ってて
今回、出演依頼をしたのでしょうねー。

今日はオランダ人と大久保のシーンで、豊原さん、果敢に上川さんに
チャレンジしてましたねー。
おかしかった!
源内がオランダ通訳をする場面なんだけど、忠実にオランダ人に日本語を伝えるという
設定で、豊原さんが、昨日より難しそうなボディランゲージを入れたのよね。
それを上川さんは忠実に再現しないといけないわけで。

あと錦絵のシーンで豊原さんが客席に降りて手拍子を煽って、盛り上がったし。

個人的に高松の馬鹿殿がお気に入りです。
でも、こんな人を一国の主にした高松の民衆は大変ですよぉ。

馬鹿殿を演じた高橋さんにしろ、源内の父役を演じた六平さんにしろ
キャストのみなさんは、一人何役もこなし、衣装替えもたくさん。大活躍でした。
衣装は全部で400くらいあるとか(驚)

勝村さんの2幕冒頭の講談も圧巻!
滑舌すばらしく、あの長い長い台詞、よく噛まずに言えますよねー。
2幕冒頭の登場シーンはチャーミングだし!

周り舞台を手動でしてみたり、いろんな工夫があって、舞台を飽きさせない演出が
いろいろあって楽しめたけど、吉原や両国のシーンはちょっとなくてもよいかなぁ?
女性力士は痛痛しかったし・・・

源内の人生を描きつつ、大衆を描いた作品だから、吉原や両国を描いたのかな?

作品は一代記なので、そんなドラマティック性はなく、淡々と物語りは
進行。
ただ、青茶婆が死んだときから源内が変わったように思いました。
今まではただただ立身出世を求めてきた人物だったんだけど、
青茶婆に「美しく生きる」ことを問われた源内は、
秋田へ仕官しに行ったときに出くわした貧しい農民の声に耳を傾けようとしたものね。

だけど、裏源内が農民に知恵を貸すことを拒んでしまいました。

結局、秋田のお殿様にも仕官できなかったんですよね?!

最後、源内が一人で狂うところは圧巻でした[exclamation×2]
だれも寄せ付けない舞台の支配力。
身体が痙攣のように震えていました。
すごい眼力[どんっ(衝撃)]

話が前後するけど、腑分けの場面、秋田の場面での裏源内は、自我のかたまりでしたね。
っていうか、前半からそうだったかもね。
ちょっと怖い存在でした[ふらふら]

この作品は政治、思想、風刺も入っていて、一度に解釈をするのは難しいけど
民衆の視点で反体制を描いていたのかなって思いました。
キリシタンしかり、秋田の一揆しかり。

そして、源内がそんなに評価をされないのも民衆には関係の無いものばかりの発明だし、
民衆をおろそかにしては、美しく生きることは出来ないことを諭しているのかな?と
思ったりもしました。

次はシリアスな舞台で上川さんVS勝村さんを観てみたいものです♪






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